2012年9月7日金曜日

人類について考える

北極圏開発
熱帯雨林開拓
埋め立て
大規模伐採
山岳開拓

一部一部の地球環境の改変の積み重ねは地球の気候等、言わば地球の状態を大きく左右する
それは短期間で現れるものではなく、長い期間を掛けてじわじわと実感しにくく、真綿で首を絞める様に。(表現する言葉のある日本語って素敵ね!)


しかしこれ等の行いは人類にとって必要なことである
何れは地球という枠を超えて恐らく止まる事は人類という種が滅びる迄無いだろう
また、その探訪を止めた時、人類は滅亡への道を真っ直ぐに辿るだろう
新しいエネルギー。新しい技術。新しい資源採掘所。新しい発見。
人を智を求め探求する生き物であるという誰かの言葉に乗っ取って

人類は現時点での地球の圧倒的な覇者である
既に地球という世界を破壊しつくせる程の力を得ている
しかし、戦いにおいては、人類は多種族に比べ、生身の戦いでは大きく劣る
では、多種族を置き去りに、ここまで行き着いたのは何故か
正に知識、叡智、即ち「科学」である
牙を持たない人類は石や木という資源を加工し、牙よりも鋭い武器を得た
それでも足りなければ作戦を立て、持てる知略を駆使した
そして遂に、肉体的に劣る人類は、地球上においてあらゆる面で圧倒的優位についた

科学とは人類が得た力。無限の可能性を秘めた力である。
その本質は原理を追求する事。即ち知識である。
原理が解れば同じ事象を発現させる事が出来る
複数の原理、事象を組み合わせる事で新しい物を作れる
科学の全ては知る事によって生み出される
科学を極めれば資源は無限となり、命もまた無限となる


果たして何処まで行き着けるのだろうか?
探求、そして叡智。これ等は人類に無限の可能性を与えつつも、滅びを内包している
地球のあらゆる箇所を開発、開拓する事で、資源と、そして繁栄する為の領域を得る。これは必要な事だ
しかし、それは自らの住む地球環境を破壊する行為でもある
科学によってもたらされた多くの物は、新しい希望と共に、地球や人を殺す毒を含んでいる

外敵のいなくなった人類は増え続ける。
増えた人類は人類の存亡と発展の為に、秩序が必要になる
宗教に始まり、各主義社会。つまり社会システムである。

宗教は人類が見出した人類の心理を利用した人類のための優れた社会統制システムであった。
一定のルールに基づき人を内面から支配し、労働力を温存し、且つ有事の際は鼓舞もする。
それは非常に優れた社会システムであったが、「お金」を基準とした世界構成。科学的手法により陳腐化した為、新たなる社会統制システム・・・主義社会が見出された


そして尚人類は増え続ける
人類同士で戦う事で、その増加をある程度抑制する事も出来た。
民族存亡を掛けた戦いは、異常なまでの科学技術の大いなる躍進を常に起している。
しかしそれ等を起す為の「殖民支配」「帝国主義」等の戦乱の時代は潰え、小さな小競り合いに留まっている。処理しきれず増えているのだ。
有史以来・・・人は戦う為に科学、叡智を身に付けた。石器であり鈍器であり鉄である
科学は常に戦いによって新たなるステージに上っている。
鋼鉄に関する知識と利用。船。航空機。ロケット。スペースシャトル・・・
車、PC、GPS、無線機、カメラ・・・。人類生活のほぼほぼ全ては軍事技術の為に生まれた副産物である
この戦いという物を捨てた時、それもまた人類は滅びの道を辿る。
完全なる平和は不要であり、適度な争いは必要だ

増えすぎた人類は何れ地球のキャパシティを超える。地球が養える生命の数は決まっているのだから・・・
その時起こり得るだろう暴動等の崩壊に現在の社会システムでは恐らく対応出来ない。
統制なくして人類は生存出来ない。
新しい社会システムが必要となるが、見出せるか、否か

地球が養える数は有限だ
故に植民地支配を初めとした優劣、差別化は必要であると私は考える
支配する者とされる者。指揮する者と従う者とも言える。これは物事を確実且つ効率的に進める為に必要な事である事は現在に置いても明白である

男女差別を通り越した女尊男卑の世の中となっているが、
これは大きな間違いであり、少子化を加速させている。
子を産まぬ種族はやがて滅びる。


少し話を戻す
科学は滅びを秘めるという話。もたらす物は毒を有する話。
科学によりもたらされる・・・自然物が元となれど、人の手を加えられた新しい物は大抵毒を含んでいる。
何故なら未完全であるから。
その未完全の部分を追求する事で、毒を解かれ、より高性能な完全な物となり、そのノウハウは叡智として蓄えられる。

地球開拓や科学研究開発はそうした毒を打ち消しつつ行われている。
この毒を打ち消すのが間に合わなくなった時・・・つまり、人類科学の発達が間に合わなくなった時
その時もまた存亡の危機となる。

それは人類にとっての地球環境の破綻か
暴動等による自滅か
はたまたウイルスや宇宙人。外敵の侵略による滅亡か
それとも幾つかの人類にとっての住みよい空間。コロニーでも作ってその中だけで生きる停滞・・・そして滅び
もっと別の要因なのかはわからないがね


人類はどこまで行き着けるのか
私の寿命の範囲で見定められるのか
それすらもわからない
結局未知数であるということか・・・・・

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